インプラントOral Surgery
インプラント
インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯（クラウン）を装着する歯科治療法です。
天然歯のような見た目で審美性が高い
まるでご自分の歯で噛んでいるような感触がある
健康な歯に負担を掛けない
という特徴があります。
インプラント体は主にチタン製です。
チタンは、強く硬い素材で、金属アレルギーを引き起こしにくいという特性を持っています。
※まれに、チタンでもアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいます。
インプラント治療前に、アレルギーテストをおすすめさせていただく場合もあります。
インプラントのメリット
自然な見た目と機能性
インプラントは、天然歯のような見た目を持っています。
色や形をカスタマイズできるので、患者さんのご希望に合わせたインプラントを作製することができます。
また、インプラントは、天然歯のように噛む力を顎の骨に伝達できます。
硬い食べ物もこれまで通りに噛むことができ、お食事をお楽しみいただけることでしょう。
発音に関しても、今まで通りの自然な発音が可能です。
適切なケアを行えば長く使用できる
インプラントは、強く硬い素材でできているため、適切なケアを行い、インプラント歯周炎を予防することによって、長く快適にご使用いただけます。
まわりの健康な歯を削る必要がない
ブリッジの場合は、隣接する健康な歯を削る必要がありますが、インプラントの場合は、削る必要がありません。
残っている健康な歯を保護・維持することができます。
顎の骨の健康を維持できる
歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に吸収されていってしまいます。
インプラントは、この骨吸収を防ぎ、顎の健康を維持します。
インプラントは顎の骨と統合するため、骨の健康を支えることができます。
インプラントの注意点
手術が必要
インプラントは、顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋め込む外科手術を伴います。
麻酔を行うので、手術中の痛みはありませんが、術後に痛みや腫れが発生する可能性があります。
※痛み止めのお薬を処方いたしますので、痛む場合には服用してください。
※痛みが治まらない場合には、速やかに当院へご連絡ください。
時間とコスト
インプラント治療は、数段階の工程に分かれており、治療完了までには、数ヶ月から1年近くかかることがあります。
インプラントは自由診療（保険適用外）なので、他の治療法と比較すると、高額です。
合併症のリスク
手術による感染リスクが考えられます。
適切な手術環境と術後のケアで、リスクを最小限に抑えることはできますが、完全に排除することはできません。
適用できないケースがある
18～20歳未満の方
18～20歳未満の方は、顎の骨が未発達なのでインプラント治療を避けた方が良いでしょう。
妊娠中の方
インプラント治療には、手術を伴います。
そのため、妊娠中は、母子の安全性を考慮して、インプラントは避けるべきでしょう。
持病をお持ちの方
糖尿病や心疾患、骨粗鬆症などの持病をお持ちの方は、手術リスクが高まるため、インプラントが適用できないことがあります。
むし歯や歯周病がある方
むし歯や歯周病が見つかった場合には、先に治療を行う必要があります。
骨質の問題
十分な骨量や骨質がない場合、インプラントを支えることができません。
骨移植などの追加手術が必要になることがあります。
※この場合には、専門医院をご紹介いたします。
喫煙習慣
喫煙者は非喫煙者に比べてインプラントの成功率が低くなる傾向があります。
インプラント治療を機に、禁煙を心がけましょう。
当院ではストローマンインプラントを採用しています
ストローマンは、スイスに本拠を置く世界的に有名なインプラントメーカーの一つです。
高品質で革新的なインプラントシステムとして知られており、その品質は多くの歯科医師によって高く評価されています。
ストローマン公式サイト【インプラント治療について】
ストローマン公式サイト【インプラント治療の流れ】
| 名称 | 料金（税込） |
|---|---|
| インプラント埋入代 （CT撮影費、インプラント体、上部構造込み） | 484,000円～649,000円 |
インプラント後のケア
～インプラント歯周炎予防～
インプラント歯周炎とは、インプラント周りで起こる歯周病のことです。
インプラントを長く快適に使用するためには、インプラント歯周炎予防が欠かせません。
適切なセルフケアの実践
丁寧に歯を磨き、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助用具を使用して、歯垢と歯石を溜めないよう心がけましょう。
定期的な歯科検診
定期的に歯科医によるチェックを受け、問題の早期発見・早期治療に努めましょう。
生活習慣の改善
硬い食べ物や粘着性の食べ物を避け、インプラントを守りましょう。
喫煙習慣のある方は、インプラント歯周炎のリスクが高まりますので、これを機に禁煙をご検討ください。
栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠を心がけましょう。